障害者支援は重要な社会課題であり国をあげて対策に取り組んでいる。
そして国の支援を受けれることから参入する民間企業が多いことも事実である。
社会課題の解決ともなると見え方が良くなり企業評価がされやすいとも言える。
しかし、その社会貢献性を逆手に取る悪質な事業者が存在する。
今回は編集部に「評判が悪い」と情報提供があった株式会社ワンライフについて調査してみた。
株式会社ワンライフとは?
会社名:株式会社ワンライフ
代表取締役:市村均弥
取締役:榊原清隆
社外取締役:⼄武洋匡
常勤監査役:荻野広光
社外監査役:三浦真
住所:
【本社】〒371-0812 群馬県前橋市広瀬町3-18-15
【東京⽀社】〒113-0033 東京都⽂京区本郷3-37-8 本郷春⽊町ビル4F
電話番号:080-7723-6089
FAX:027-226-5835
設立:平成26年2月
資本金:28,320,000円
代表は市村均弥氏(いちむら きんや)で、調べたところによると前橋市議会議員 市村均光(いちむら ただみつ)氏を兄に持つ。
社外取締役にはあの⼄武洋匡氏が在籍しており、”キラキラのスタートアップ感”を感じ取ることができる。
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株式会社ワンライフの運営する事業は?
株式会社ワンライフは子供から大人までの障がい者の方を対象とした障がい福祉サービスを展開している群馬県前橋市の企業である。株式会社ワンライフの会社ホームページの事業内容には以下のような記載がある。
【事業内容】
・障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障がい福祉サービス事業
・児童福祉法に基づく障がい児支援事業
そして以下のようにブランドを分け事業展開をしている。
・児童発達支援事業所「chouchou(シュシュ)」
・放課後等デイサービス「chouchou(シュシュ)」
・就労継続支援B型「ONEGAME(ワンゲーム)」
・就労継続支援B型「ONEFRAME(ワンフレーム)」
・就労継続支援B型「ONEFCODE(ワンコード)」
・生活介護「iba-sho(イバショ)」
・就労継続支援A型・B型「ONELIFE伊勢崎(ワンライフイセサキ)」
・相談支援「ONESTORY(ワンストーリー)」
・就労継続支援A型「ONENOUEN(ワンノウエン)」
そしてこの中でも、児童発達支援事業所「chouchou(シュシュ)」、eスポーツ×就労継続支援B型事業所「ONEGAME(ワンゲーム)」、就労継続支援・AB 多機能型「ONENOUEN(ワンノウエン)」に関してはフランチャイズ展開を手掛けている。
【株式会社ワンライフ ホームページ – 事業案内】
会社のホームページは綺麗に作り込まれ、社会課題の解決に向けて取り組む”キラキラのスタートアップ感”がある。これも杜撰な実態を表に見せないカモフラージュなのだろうか。

株式会社ワンライフの評判の悪さはどこにあるのか?
・加盟契約時の説明に大きな齟齬がある。
・本部が行政指導を受けており、加盟店に報告をしていない。
・繰り返される行政処分、違法運営。従業員が一斉に退職している。
加盟契約時の説明に大きな齟齬がある。
フランチャイズ加盟による紛争でよくあることではあるが、本部は事業の収益性を盛って説明する傾向がある。
株式会社ワンライフも概ね6ヶ月〜12ヶ月で黒字化できると説明をしていたようだが、開業し2年近く経った加盟店でも黒字化していないそうだ。
求人のバックアップもあり従業員の確保も容易だと説明をしていたようだが、そのようなサポートはないそうだ。
利用者も児童発達支援事業所「chouchou(シュシュ)」のブランドを活かし簡単に集められると説明をしていたが、その頼みのブランドを評価する相談支援員や行政は無く、むしろ評判が悪かったとのこと。
他にも情報提供があった内容は次の記事で取り上げることにするが、あまりにも杜撰で”ダメなフランチャイズ本部”のお手本のような状態である。フランチャイズとは本来、ノウハウの提供に価値があるものであり、そのビジネスにノウハウもない状態で加盟店募集をしてはいけないからだ。
本部が行政指導を受けており、加盟店に報告をしていない。
フランチャイズ本部と加盟店は信頼関係で結びついている。本来はそうであるはずだ。
しかし、株式会社ワンライフは運営する別の障害福祉事業所である就労移行支援B型事業所「ONEFREAM(ワンフレーム)」と生活介護事業所「iba-syo(イバショ)」が2022年2月に群馬県から指定の全部効力の停止の行政処分を受けていた事を加盟店には伝えていない。
処分の理由は以下の通りであるが、法律で定められている適切な人員配置もせずに請求までするという悪質ぶりである。
⼄武洋匡氏はこの事実を認識していて社外取締役に就いたのであろうか。ぜひ説明をお願いしたい。
繰り返される行政処分、違法運営。従業員が一斉に退職している。
株式会社ワンライフのこのような悪態は2022年に始まったことではなく、2020年頃から発生しているようだ。何の反省もなく事業運営をしていることが見て取れる。詳細は上毛新聞の記事を読んでいただきたい。
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【随時更新】加盟店からの評判は?取材してみた
当編集部では株式会社ワンライフの関係者や加盟店に対して独占取材を行い、その実態を調査した。
株式会社ワンライフの直営やフランチャイズに関する口コミをありのままお伝えする。
収支シミュレーションが本部から最初に提示された金額と大幅に違う。グループホームは1棟しかないため、ロイヤリティを払うとマイナスになる。ONEGAME(ワンゲーム)は損益分岐が本部の説明から4〜5人分ぐらいの乖離がある。
本部のサポートが弱いです。月に1回のMTGしかなく、その際も日報の中身を見て欠席理由を聞くだけであったり、確認ばかりでこちら側にとってメリットのある話はありません。
マニュアルが更新もされず何も使われていないにも関わらず、高い金額を搾取されています。
ワンライフに説明を受けた人員配置の配置だと全く回らず、人件費が大幅に異なってくる。
株式会社ワンライフと関係のある組織・団体
株式会社ワンライフが事業展開をする中で関係を持った組織・団体を整理する。
上述のように度重なる行政指導を受けていることをこれら企業は認識していたのであろうか。
本来ファクトチェックをするはずの大手企業が取引できたことが驚きだ。
ヤマハ株式会社
浜松アクセラレーター2021(浜松市)
株式会社マイナビ
マイナビ農園取材記事
【まとめ】株式会社ワンライフは評判が悪いのか?
以上の通り、株式会社ワンライフが杜撰な事業運営をしていることは間違いない。
しかし問題なのは行政処分を受けても反省もなく悪態を繰り返していることだ。
“障害者支援”とは確かに聞こえは良い。しかし、株式会社ワンライフのような悪質で評判の悪い企業ではなく、社会課題に真摯に向き合い、心から社会貢献しようとする企業に参入してほしいものである。
編集部では株式会社ワンライフ(代表取締役:市村均弥)に関する情報提供をお待ちしております。
こちらの不満に対してワンライフが提示した内容を全く実行しない。
例えば、1年以上経っても2棟目の提示がなく、「探しています」と回答するばかりで進展がありません。